皆様からよくいただくご質問について、Q&A形式でお答えいたします!
※個人差がありますので、かかりつけの医師、管理栄養士に確認してください。
- 何を食べたら治るの?
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糖尿病は食事だけで完全に治る病気ではありません。しかし、日々の食事や生活習慣を整えることで、血糖値をコントロールし、合併症を防ぐことは可能です。血糖値の急上昇を防ぎ、コントロールできるように食事の面から気を付けることが何より重要となります。
詳しくは「糖尿病食の基本について」をご覧ください。
- 糖尿病では、なぜ糖質を制限する必要があるの?
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食事で摂った糖質は体内でブドウ糖に分解され、血液中に入り血糖値を上昇させます。
健康な体ではインスリンが働き、血糖値を一定に保たれますが、糖尿病になるとインスリンの働きが弱くなったり、分泌量が不足したりして血糖値が下がりにくくなります。
その状態で糖質を一度に多く摂ると、血糖値が急上昇し、体に負担がかかります。
そのため、糖尿病では糖質の量や摂り方に注意することが大切です。
詳しくは「糖尿病とは?」をご覧ください。
- 糖質って全く摂らないほうがいいの?
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糖質は、体にとって大切なエネルギー源です。糖質を極端に控えてしまうと、エネルギー不足や筋肉量の低下につながります。糖尿病では、血糖値が上昇しやすいため糖質の量に注意する必要がありますが、糖質を完全にゼロにする必要はありません。
ポイントは、急激に血糖値を上昇させにくい食品を選び、量を調整すること。
例えば、白米やパン、麺類は食べる量を少なめにし、食物繊維が豊富な野菜やきのこ、海藻類などを組み合わせると血糖値の上昇を緩やかにすることができます。
- なぜ食物繊維は摂った方がいい?
- 食物繊維には、ブドウ糖の吸収を緩やかにする働きがあり、食後の血糖値の急上昇を抑える効果が期待できます。また、食物繊維は噛む回数を増やし、満腹感を得やすくするため、食べ過ぎ防止にもつながります。
- 果物は体に良いって聞くけど、食べても大丈夫?
- 果物にはビタミンや食物繊維が豊富に含まれますが、糖質も多く含まれるため血糖値が上昇しやすくなります。そのため、果物を食べるときは、糖質が少なめで血糖値が上昇しにくいりんごやミカン、ベリー類などを選び、1回に食べる量を1/2~1個程度に抑えるようにしましょう。
また、食後の血糖値の上昇を緩やかにするため、ナッツやヨーグルトなど糖質の少ない食品と食後のデザートとして一緒に食べるのもおすすめです。
このように工夫すれば、果物を楽しみながら血糖コントロールも意識できます。
- おやつにはどんなものを食べたらいいの?
- 糖尿病の方でも間食を完全に禁止する必要はありません。無糖ヨーグルトやナッツ、チーズなど糖質が少なく腹持ちの良いものや少量の高カカオチョコなど血糖値が急上昇しづらいものを選びましょう。間食は「毎日たくさん食べる」のではなく、「軽い空腹を和らげるために楽しむ」程度にすることが基本です。完食の内容や量を意識して自分に合った方法で無理なく取り入れていきましょう。
- 野菜はたくさん食べてもいいの?
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野菜には食物繊維が豊富で、血糖値の上昇を緩やかにしたり、満腹感を得やすくする効果が期待できます。そのため毎食野菜をしっかり取り入れましょう。
ただし、いも類・かぼちゃ・とうもろこしなどは糖質が多めなので、量に注意が必要です。また、糖尿病性腎症の方はカリウムやリンの摂取量にも注意が必要になるため、必ず医師に相談し、指示に従って調整するようにしましょう。
- 食事の時間が不規則でも大丈夫?
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食事の時間が不規則になると、血糖値が乱れやすくなってしまうため、できるだけ規則正しい時間帯での食事がおすすめです。また、食事の時間がバラバラだと、食事と食事の間隔が空いたときに空腹を感じやすく、つい間食が増えてしまう原因にもなります。間食を防ぐためにも、できるだけ決まった時間に1日3食の食事を摂るようにしましょう。
朝食を抜きがちな方も、時間がない場合は手軽に食べることができ、糖質の少ないゆで卵や無糖ヨーグルトなどを少量でもよいので口にするようにしましょう。また、夜遅い時間の食事はエネルギーが消費されにくく、余分なエネルギーが脂肪として蓄積されやすくなります。夜21時以降に食事をしている場合は、30分〜1時間でも早い時間にずらすことを意識してみてください。
- 運動はした方がいいの?
- 糖尿病の方も、適度な運動を取り入れることで血糖値の改善や体重管理に役立つことが分かっています。特に食後30分~1時間程度のウォーキングなどの軽い運動は、血糖値の急上昇を抑えるのに効果的です。ただし、心臓や血圧の病気、神経障害などの合併症がある場合、運動の強度や種類によっては危険な場合もあるため、どの程度の運動が安全かを事前に主治医に相談してから取り入れることが大切です。
- 体重は減らしたほうがいいの?
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糖尿病の方は、体重を適正範囲に近づけることが血糖値の改善につながることがあります。特に肥満の方では、体重を少し減らすだけでもインスリンの働きが良くなり、血糖コントロールがしやすくなることが分かっています。
ただし、急激な減量は体に負担がかかるため、無理なダイエットは避け、食事と運動を組み合わせて少しずつ減らすことが大切です。自分に適した1日のカロリー量を把握し、その範囲で食事量を調整していきましょう。
- 糖尿病でも、お腹いっぱい食べる方法はある?
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糖尿病の方が食事の満足感を高めるには、血糖値が急上昇しにくい食材でかさ増しをする方法がおすすめです。
例えば、野菜やきのこ、海藻は低カロリーで食物繊維が豊富なため、たっぷり使うことでボリューム感を出すことができ、サラダや炒め物、スープに加えると満足感を得やすくなります。血糖値を急に上げない食材で満腹感を得るための工夫を行えば、糖尿病でも無理なくボリュームのある食事が楽しめます。
- 続けやすい食事の工夫ってある?
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糖尿病の食事療法は、完璧を目指すよりも「無理なく続けられること」が何より大切です。まず、できることから少しずつ取り入れることを意識しましょう。例えば、毎食すべてを理想的に整えるのではなく、主食や野菜、たんぱく質のバランスを少しずつ意識するだけでも効果があります。
また、外食やコンビニの低糖質メニューや副菜で調整することで、無理なく食事療法を続けられます。
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