1. 糖尿病の食事療法とは
健康な時の食事は、炭水化物・たんぱく質・脂質をバランスよく食べることが良いとされています。
しかし、糖尿病になると栄養バランスに加えて血糖値をコントロールするために工夫が必要です。
糖尿病食のポイントは4つ
【糖質制限】【カロリーを控える】【塩分制限】【食物繊維をしっかり摂る】です!
それでは、なぜこのような制限が必要なのかを詳しくご説明します!
糖質を控えよう
体の中で糖質はブドウ糖に分解され、エネルギー源として利用されます。このブドウ糖が血液中に入ることで血糖値が上昇し、血糖値を下げるために、すい臓からインスリンというホルモンが分泌されます。
しかし糖質を摂りすぎてしまうと血糖値が急激に上昇し、それに伴いインスリンが通常時よりも多く分泌されます。その状態が続くと体に負担がかかり、血糖値が乱れやすくなったり、余分なブドウ糖が脂肪として蓄えられやすくなります。
そのため、体の負担を減らして血糖値を安定させるために、糖質を控える必要があるのです。
カロリーを控えよう
糖尿病の食事療法では、自分に合った適正カロリーを守ることが大切です。
カロリーを摂りすぎると、余った分が脂肪として蓄えられ、インスリンの働きが悪くなり、血糖値が下がりにくくなります。
一方、カロリーを減らしすぎると、エネルギー不足を補うために筋肉が分解されます。筋肉は血液中のブドウ糖を取り込んでエネルギーとして使う役割があり、血糖値を下げるうえで重要な働きをしています。そのため、筋肉が減ると体内でブドウ糖をうまく利用できず、血糖値が不安定になりやすくなります。
血糖値を安定させるためには、食べ過ぎ・食べなさすぎのどちらにも注意し、適正カロリーを意識することが重要です。
ご自身の状態に合わせて医師や管理栄養士の指導に従いながら、主食・主菜・副菜をバランスよく組み合わせ、炭水化物50~60%、たんぱく質20%、脂質20~30%の割合を心がけましょう。
塩分を控えよう
体内では水分と塩分はくっついており、塩分が増えれば一緒に水分も増えていきます。
その結果、血液量が増えて血圧が上がりやすくなり、血管に大きな負担がかかってしまいます。
糖尿病の方は血管が傷つきやすいため、高血圧の状態が続くと、心疾患や腎臓病などの合併症を起こしやすくなります。血圧を安定させ、血管への負担を減らすためにも、塩分を減らすことが大切です。
日頃から薄味を心がけ、加工食品や外食の塩分量にも注意しましょう!
食物繊維を積極的に摂ろう
食物繊維は、炭水化物の一種であり、体内でのブドウ糖の吸収を緩やかにする働きがあります。
食物繊維をしっかり摂ることで、血糖値の上昇が緩やかになり、インスリンの働きを助けてくれます。そのため、血糖値を安定させ、合併症の予防につながります。
1日20gの食物繊維の摂取を目標に、野菜、きのこ、海藻、豆類など食物繊維を多く含む食材を日々の食事に取り入れましょう。
2. 食事制限のポイント
糖質を制限するには…
まずは、体に合わせた糖質量を確認し、食品だとどのくらいかを確認してみると良いでしょう。
主な食品の糖質量

塩分を控えるには
糖尿病と診断された方は1日6g未満になるように制限します。今まで塩分を制限していなかった人はいきなり制限を始めずに徐々に塩分を減らし、減塩食の味に慣れていきましょう。
また、味を薄くすることも大切ですが、干物やハムなどの加工品、ちくわなどの練り物にも塩分が多く含まれているので注意しましょう。
塩分1gを含む食品

3. 体に合わせた制限を知ろう!
糖尿病のステージによって制限の値が異なります。
身長を入力し、普段の活動量を選択して自分の体に合わせた制限を確認してみましょう!
自分の体に合わせた制限をチェック!
出典:日本糖尿病学会「健康食スタートブック」
ウェルネスレシピでは、一番厳しい制限の方でも楽しんでいただけるように、下記の設定でレシピを作成しています。
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